はじめに
前回の記事

前回はjetson nanoの公式環境(L4T v32)だと環境構築が難しいと考え、
Jetson nano用のUbuntu20を入れてみることにしました。
ただし。これも失敗談です…
結論から言うと。jetson nanoが起動しなくなりました(泣)
ということでPC感覚で気軽にOS入れ替えようとするんじゃないぞ!
という教訓ですね。。
Jetson-nano-ubuntu-20のセットアップ
READMEを読むと、以下のファイルをダウンロードし、
JetsonNanoUb20_3b.img.xz
balena EtcherというブートUSB(SD)作成ツールを使ってマイクロSDカードにイメージを書きこみます。

issue#101によるとImagerというソフトの方がいいかもと書いてはありますが、今回はインストール済だったのでbalena Etcherを使いました。ただ、特にエラーにはならなかったようです。
Given issue #101 the Imager works sometimes better than the balenaEtcher.
あれ、起動しないぞ…?
ということで。イメージを書き込んだSDカードに交換してJetson nanoを起動!
…あれ…?NVIDIAのロゴが出ますが、それから先が進まない。
何かまずかったのかと思って元々使ってたSDカードに交換。
これでも…同じくロゴから先に進まなくなってしまった。。
あ、これはやばい気がする。。
と思って調べたらNVIDIAの公式フォーラムで情報が見つかりました。

どうもSDK manegerを使って再起動を試みる必要がある模様。
NVIDIA SDK manegerについて
復帰させるには、どうもNVIDIA SDK manegerをつかってリカバリーモードにしないといけないのですが、なんと…
メモリ8GB以上のLinux PCが必要(仮想環境NG)
仮想環境はNG。しかも8GB以上。そんなPC当然持ってない。。
一応、調べてみるとUSBなど外付けストレージからLinuxを起動する方法もあるようなので、方法としては
- 新たにLinux専用のホストPCを用意する
- 今使っているWindow PCでUSBなどからブートする
でしょうか。。
最後に
よく言われてはいますが、Jetsonをラズパイくらいの感覚で買うと痛い目を見ると。。
原因は何とも分かりませんが、気軽にJetson nanoのOSを変えられると思うなよ!という事でしょうか。。
※結局Linux PCを用意するために中古でPCを買ってしまったのですが、また別の記事で
