複雑な壁に突っ張り棒をつけるためのDIY(3Dプリンタ活用)

はじめに

我が家は寝室にウォークインクローゼットがあるのですが、
入口に扉やカーテンレールなどはなく、外から見える状態になっていました
クローゼットの内部が外から見えて格好悪いのと、
外から着てきた服を置くことで花粉やほこりのアレルギー症状も出ていたので、
カーテンを設置したいと思っていました
また、賃貸で穴をあけるわけにもいかないので、突っ張り棒を活用したい

問題発生(わかっていたけど)

ところが。このクローゼット、入口が超複雑!
斜めに下がり壁?があるため、突っ張りたい部分に平面がなく、角があるんです

写真で見るとこんな感じ

こんな感じで設置したい!

2枚目は青丸部分を下から見たときのアップです
突っ張り棒の端になる部分が平面ではなく角になっているので、
当然このままでは突っ張り棒を設置することはできません…

イメージはこんな感じ↓(伝わるか…?)
(壁> (この空間に突っ張り棒を通したい) <壁)

ということで、3Dプリンタを使ったDIYで何とかすることにしました

3Dプリンタで補助部品を作る

設計

結論。
土台になる補助部品を3Dプリンタで自作することに
こんな部品を作りました

このV字の部分を壁側に設置し、平面側を突っ張り棒の突っ張る部分とします
V字の部分が一段落ちているのは、角との干渉を避けるためです
また、V字の根元は大きめのRをつけて、強度を上げています
(ここに応力が集中するので)

また、裏側は肉抜きしています
3Dプリンタなので抜く必要もないんですが、まあ結構なサイズで材料がもったいないので…
肉厚はかなり厚めに3mmにしました

プリント

こんな感じで1対作りました
結構なサイズ(80mm四方くらい)なので、造形に20h近くかかったような

モデル

githubにリポジトリを作ってpushしてみました。
こちらのURLからダウンロード可能なので、作ってみたい方はぜひ。
https://github.com/ai-mecha/v-block/blob/main/v-block_v1.0.stl
なんと。githubでstlファイルのプレビューも見れるんですね。有能!

設置

ということで、設置。
おーいい感じに設置できた!
3Dプリンタのフィラメントが黒しかなかったのがちょっと残念です

さいごに

3Dプリンタがこんなところで活用してくれるとは思いませんでしたが、
無事カーテンも設置できそうで満足です(実はまだカーテンは買っていない)
STLファイルもgithubで公開しているので、
もし同じ悩みを持っている方がいたらプリントしてみてください

きゅうこん

きゅうこん

元メカ設計者、現なんちゃってAIエンジニア。実験データを分析しているうちにプログラミングとAIのスキルを習得(?)職業何ですか?と聞かれたときに何と答えるべきかを考える日々。 Qiita: https://qiita.com/kamome885

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